
政党活動の禁止によって「殉教者」の地位に追い込まれれば、党への熱狂はむしろ強まる可能性もある[AfDの政党活動禁止を求めるデモ隊=2025年5月11日、ドイツ・ベルリン]
5月2日、ドイツの調査機関・連邦憲法擁護庁は、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」を「右翼過激派に確定」と認定した。過去には「右翼過激派の疑いあり」とされていただけだったが、その確度を上げた。この判断に対し、AfDが撤回を求めて連邦憲法擁護庁を提訴したことで、この分類は一旦停止され、その判断は裁判所に委ねられている。

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